江差追分会館の入場者100万人達成

update 2003/9/13 12:33

 【江差】江差追分のメッカ・江差追分会館(江差町中歌町193)の入場者がこのほど100万人を突破した。開館から22年目を迎えた同館は、桧山管内有数の集客施設であると同時に、地域の財産である追分を全国に発信する存在として、さらなる飛躍が期待されている。

 100万人目の入場者は観光ツアーで訪れた群馬県藤枝市の水谷智恵さん(3)と両親、祖母の4人で、「実演を聴くと、往年の江差の情景が目に浮かぶ。旅の良い思い出」と話した。

 同館は、江差追分のルーツや歩みをたどる「追分資料室」とともに、全国大会優勝者による1日3回の実演が最大の呼び物だ。開館当初は休日の1回限りだったが、90年ごろから1日3回の体制を組んだ。「追分道場」での実技指導とともに、新しい観光の形として注目される「参加・体験型」を先取りして入場者を重ねてきた。

 来館者を魅了する実演は、江差追分を全国に発信しファンを広げる。ユニークな課名で知られる、町江差追分課の山崎透課長は「実演を聴いた道外のお客さんから『追分を始めたいので追分会支部を紹介してほしい』という問い合わせがあります」と話す。

 同館は1982(昭和57)年4月開館。かもめ島の「開陽丸」がオープンした90年には、約6万4000人の入場者を記録した。現在は修学旅行や団体観光コースにも組み込まれ、年間4万3000人前後の入場者を維持しているという。

 同会館は入館料大人300円、高校生以下150円。開館時間は午前9時から午後5時。4―10月は無休。12―3月は月曜と祝日の翌日休館。実演は午前11時、午後1時、2時半の3回。

 19日から21日には町文化会館を舞台に第41回江差追分全国大会が行われる。一般、熟年、少年の3部で約400人が自慢ののどを競う。問い合わせは同課(TEL01395・2・5555)へ。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです