函館北ロータリークラブがインドネシアの小学校に図書など寄贈へ
update 2003/9/13 12:33
社会奉仕は海を越えて―。函館北ロータリークラブ(北村祐治会長)が創立40周年記念事業として、インドネシアの小学校の図書館に図書1500冊と机やいすなど一式を寄贈する。北村会長は「自分たちの手でできた、節目にふさわしい価値ある活動。日本とインドネシアの交流の架け橋となれば」と話している。
北村会長の長女恵子さんが、6―7年前から現地で研究活動を行っていたことや、昨年5月、北村会長がインターネットを通じて現地の「タマンサリ・ロータリークラブ」と知り合ったのがきっかけ。先方から支援依頼があり、「子供たちの識字率を高め、貧困から救おう」と寄贈を決めた。
寄贈するのはインドネシア中部にあるジョグジャカルタ市の公立デガル・レジョ第3小学校。図書館には本を読むための机やいすもない状況で、本も古い物ばかり。校舎改装に合わせて一新される図書館に、図書1500冊のほか、机やいす、本棚など総額50万円分を贈る。
現地では地元のメンバーとともに、恵子さんが連絡役を務め、進行状況は北村会長がEメールで確認する。図書館は内部のペンキ塗りが完了し、図書も購入済み。創立40周年記念式典ならびに祝賀会を開催する21日には完成する予定。
北村会長は「今回の活動は第1歩。今後は日本の小学校との交流なども進めていきたい」と話している。
同クラブは1964年の創設で現会員は43人。今回、40周年の記念事業として、函館市に交通安全活動車(150万円)を、国際ロータリーで進めているポリオ撲滅キャンペーンに50万円を寄贈している。(福士雅巳)
提供 - 函館新聞社
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