サハリンからの引揚者しのぶ

update 2003/9/12 10:10

 第2次大戦後のサハリン(樺太)からの引き揚げ者をしのぶ上陸記念碑記念祭(函館市主催)が11日、函館市大手町の同碑前で行われ、引き揚げ時に命を落としたかたがたのめい福を祈った。

 同祭は同碑を建立した1977年9月から毎年開き、今年で27回目。引き揚げ者の親族ら45人が参列した。

 黙とうに続いて、西尾正範助役が「戦争の悲惨さを再認識し、再び戦争を繰り返さないように、最大限努力したい」とあいさつ。全国樺太連盟函館支部の谷口利夫支部長は「函館の観光名所として多くの人に訪れてもらい、平和のありがたさを心に刻んでほしい」と訴え、平和の誓いを新たにした。参列者は同碑に献花をささげ、引き揚げ者の苦労をしのんだ。

 函館への引き揚げ者は46年12月、ホルムスク(真岡)からの第1次引き揚げ船を皮切りに、第5次までに31万1452人。うち、1079人が船内や上陸後の病院などで亡くなっている。

提供 - 函館新聞社



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