野外劇、9割が満足
update 2003/9/11 13:17
市民創作「函館野外劇」の会(フィリップ・グロード理事長)は10日までに、第16回公演の観劇者を対象にしたアンケート調査の結果をまとめた。リニューアル元年となった今夏の公演に対し、9割が満足感を得たと回答しており、同会では「リニューアルが高く評価された」と喜んでいる。
アンケートの実施は、2年前に続き2回目。7月31日、8月8日、10日の3公演の入場者2000人にアンケート用紙を配布し、後日郵送で回収した。回答者は353人、回答率は17・6%。
観劇後の感想については、全体の58%が「大変良かった」、33%が「良かった」と回答。2年前の「大変良かった」40%、「良かった」50%と比べ、「大変良かった」の数値が上昇した。
過去の観劇回数別で見た評価では、「大変良かった」が初めて見た人で78・5%、2回以上見た人で48・3%、5回以上見た人で45・7%となっており、初観劇者の感動が大きい反面、観劇回数が増えるにつれて評価が下がる傾向にあることが分かった。
また、「期待はずれ」を選んだ人は、観劇が初めて1・7%、2回以上1・3%に対し、5回以上は10%と高め。過去に何度も観劇した人は、リニューアル公演に対して厳しい意見を持っていることも分かった。
一方、公演内容については、〈1〉照明〈2〉舞台装置〈3〉テーマ曲、シーン別では〈1〉箱館戦争と土方歳三の死〈2〉オープニング〈3〉フィナーレ―の順で高い評価を得た。今後の課題では、音響と生セリフによるナレーションとの兼ね合いなどが指摘された。
第16回公演は、7月18日から8月11日まで、全9回(雨天中止2回、追加公演1回)開かれ、7780人が来場した。
提供 - 函館新聞社
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