函館空港の2002年の利用者数、東京線、チャーター便が過去最高
update 2003/1/27 11:00
函館空港の昨年1年間の総利用者数は、前年比1.6%増の243万3124人(搭乗率62.1%)で、2年連続で前年を上回った。利用者の最も多い東京線が増便され、過去最高となったほか、台湾や香港を中心とした国際チャーター便も記録を更新した。今年も日本航空が4月から東京線の増便を決定、函館空港の幹線が太くなることで、関係者は利用実績の一層の底上げを期待している。
市のまとめによると、昨年の利用実績のうち路線別では、日本航空が6―9月、全日空が10月から増便し、1日8往復体制が続いた東京線が前年比5.7%増の158万6422人。名古屋線も観光需要が好調で、同4.8%増の15万1590人。丘珠線は同2.5%増の15万3666人と安定的な利用状況となっている。
また、国際チャーター便は、台湾、香港などからの観光客に加え、サハリン石油・天然ガス開発プロジェクトのビジネス関連で、前年より167便多い569便が就航。利用者数は4万7488人、前年比で5.9%の伸びを示した。
一方、大阪線(関西、伊丹)は機材の小型化の影響で前年比7.4%減の32万9144人。唯一の国際定期便のユジノサハリンスク線は新千歳就航の影響が出ているとみられ、同29.1%減の3726人と大きく落ち込んだ。
仙台線は、同11.4%増の3万5159人。東北新幹線が八戸まで延長され、JR北海道の新型特急が運行開始した12月は、同51.6%減と大きく落ち込んだが「点検で機材が減り、20日まで女満別との隔日運航となったため」と北海道エアシステム。新幹線などの影響は「1月以降を見なければ分からない」としている。
今年は広島線が運休となった一方、東京線が9往復体制となる見通しで、函館市では「増便に伴い、航空各社も売り込みを強化するので、利用客の掘り起こしにつながる」と話している。
提供 - 函館新聞
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