函館地方法務局七飯出張所、来年3月に廃止
update 2003/9/9 09:58
【七飯】函館地方法務局七飯出張所が、来年3月29日付で、函館地方法務局登記部門に統合され、廃止されることが決まった。民事行政審議会の登記所適正配置基準に基づく措置で、同出張所は取り扱う登記申請などの数が統廃合の基準の3分の1程度にまで減少していた。
同審議会での答申(1995年)では、〈1〉年間登記扱い数が1万5000件未満〈2〉受け入れる登記所までの所要時間が30分程度―のいずれかの場合、統合をするよう求めている。
これに対し同出張所は、2000年からの3年間で、年間平均約6400件しか登記扱い数がなく、2000年には7000件台、翌年は6000件台、昨年は5000件台と減少を続けていた。
道南では既に、99年に木古内と松前の両出張所が同局の登記部門に、昨年、今金出張所が八雲出張所に統合されている。今後の統廃合について同局では「受け入れ先の問題もあり、ほかの出張所については現段階では検討していない」としている。
七飯町の水嶋清町長は「国が行政改革を進める中、必要な措置かもしれないが、近隣からの利用もある施設なので、地元としては存続を希望したいのだが」と残念そうな様子をみせている。(奥山秀俊・後藤泰良)
提供 - 函館新聞社
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