函館空港の検疫、冬に向け続行

update 2003/9/8 10:44

 沈静化の状態にある新型肺炎「SARS」(重症急性呼吸器症候群)が、空気が乾燥する冬にかけて再び流行するのではとの懸念が強いため、函館空港で検疫業務に当たる小樽検疫所函館出張所は、冬期に向け、引き続き検疫作業を実施していく。

 同出張所は、検疫業務として、SARS感染者との接触が判明している場合の自主申告を受けたり、発熱を確認するため検温したりしているほか、異常が見られた場合の質問書への回答も行っている。

 検温は海外からの航空便すべてで5月から行っていたが、8月中旬からは台湾便のみに限定している。額に照射したレーザーの反射で計測する「放射式体温測定器」2台を使用し、所要時間は1人当たり10秒ほど。しかし、台湾からのチャーター便は現在、多い日で1日に1―2便あり、1便当たり平均140―200人の乗客全員を2人の職員でまかなう厳しい状況にあるという。

 同出張所によると、「今のところ増員の予定はなく、あるとしても人事異動のある来年4月」という。(小泉まや)

提供 - 函館新聞社



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