旧吉野山スキー場跡をふれあいの森に
update 2003/1/24 10:41
道森林管理局函館分局は23日までに、1988年3月に閉鎖された七飯町の旧吉野山スキー場跡の国有林を、森林活用を希望するNPO(民間非営利団体)などボランティア団体に提供する「ふれあいの森」に選定する方針を決めた。渡島桧山地域管理経営計画(2001―05年度)を3月までに変更し、認められれば、新年度から実施団体を公募する。かつてスキーヤーでにぎわったゲレンデが、レクリエーションの場として生まれ変わる。
「ふれあいの森」は国有林野事業改革の一環で2000年度から始まった制度。ボランティアを目的にした実施団体に無償で森林を提供し、5カ年計画で森林整備を預ける。実施団体は、自然観察会や森林教室など森林体験を自主的に行うことができる。
今回選定するのは、大沼湖畔のふれあいの森に隣接した国有林6・6ヘクタール。ニレやホオなどの広葉樹が、高さ4メートル程度で生育している。旧ゲレンデはスキー場閉鎖後に植林し、30―40センチの背丈の低い木々が茂っているという。
計画変更決定後に、所轄の渡島森林管理署が森林活用を希望する団体を公募し、5カ年の活動計画の提出を求める。応募団体の中から、実施団体を選定し、03年度中に協定を締結。同署が技術指導をしながら、市民参加型の森林づくりを進める。
現段階では大沼漁協が応募する意向を示し、つる切りや除伐、植樹などに取り組むという。
ふれあいの森には、渡島管内から茂辺地川(上磯町)大沼湖畔(七飯町)七飯大沼(同)長万部(長万部町)の4カ所が選定されている。
提供 - 函館新聞社
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