芸術ホールでレクチャーコンサート

update 2003/9/5 10:10

 「祝祭・国際モーツァルトin北海道2003」(北海道モーツァルト協会など主催)のレクチャーコンサートUが、4日午後7時から函館市芸術ホールで開かれた。専門家による解説のほか、地元ピアニストとプロの弦楽奏者が共演し、美しい室内楽を披露した。

 モーツァルトの啓もう活動を通して地域の音楽文化に貢献しようと、毎年道南で開いている。7年目を迎える今年は初めて、釧路で開幕。「モーツァルトの室内楽」をテーマに、7月30日のレクチャーコンサートTを経て、同日から道南でのプログラムに入った。

 コンサートには、メーンゲストの海老澤敏さん(日本モーツァルト研究所長)と特別ゲストのギュンター・バウアーさん(元ザルツブルクモーツァルテウム国立音楽演劇大学長)が登場。モーツァルトの生活や性格などを解説した。

 ピアノ演奏を担当したのは後町久子さん、阿部郁子さん、池田みどりさん、関悌さんの4人。弦楽アンサンブルとともにピアノ三重奏曲や四重奏曲を奏で、美しい音色で会場を包んだ。 会場入り口ではコレクション展も開催。海老澤さんとバウアーさんが所蔵するモーツァルトの自筆譜などが紹介された。

 「祝祭―」はこのあと、7日午後1時から大沼国際セミナーハウスでレクチャーコンサートVを開くほか(入場料3500円)、教育プログラムとして、5日午前11時から道教大附属函館小学校(無料)、6日午後2時から宝琳寺(1000円、高校生以下無料)でコンサートを開く。また、5日は伊藤メンタルクリニック、6日はいわさか歯科医院で午後5時から海老澤敏モーツァルト・ミニトーク(無料)も開催する。

提供 - 函館新聞社



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