市立函館保健所SARS対策
update 2003/8/29 10:40
冬場の再流行が懸念されている新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)に関連し、市立函館保健所は28日までに、今後の対策をまとめた。9月上旬から医療従事者や消防関係者に講習会を開き、周知徹底を図るほか、9月末には渡島保健所などと搬送訓練を実施する考え。「ほとんどの市民はSARSのことを忘れているが、頭の片隅に入れておいてほしい」と話している。
講習会は、救急隊員(9月5日)をはじめ、特別養護老人ホーム職員(同19日)、臨床衛生検査技師(同26日)を対象に実施。(1)消毒の仕方(2)感染防止効果の高い「N95マスク」の着用方法―など、防御体制をメーンに説明する。
搬送訓練は、渡島保健所がカプセル型台車「アイソレーター」を使い、疑い例発生からのシミュレーションを実施する予定。具体的な内容はこれから検討するが、疑い例を搬送する市立函館病院などが参加し、大規模に行う見通しだ。
市立保健所は「再発する可能性があることだけは忘れないで」と呼び掛けており、相談窓口は24時間体制を継続している。「沈静化して、しばらくたったが、疑わしいケースがあればまず相談を」と訴えている。
提供 - 函館新聞社
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