中央署の真坂さん交通安全講習技能コンで優勝
update 2003/8/28 11:04
札幌市の道警本部で25日に開催された、第3回交通安全講習技能コンクールで、函館中央署交通第1課企画係の真坂明日香巡査長(25)が優勝した。保育園・幼稚園での交通安全教育の経験を基に、幼児向けのジャンボ絵本を親しみやすい紙芝居形式で披露、道警函館方面本部として初の快挙を成し遂げた。真坂巡査長は「自分が優勝と聞いてびっくりした。手伝ってくれた先輩、友人たちにありがとうと言いたい」と笑顔を見せている。
昨年4月から同署交通課の勤務となり、保育園などで紙芝居を使った交通安全指導を行っている。ジャンボ絵本(縦80センチ×横140センチ)は子供たちに、より分かりやすく、広い会場でも印象づけられるようにと作製した。
物語は迷子の子猫が街中を歩くうち、横断歩道の渡り方や信号といった基本的な交通ルールを学んでいく―という内容。赤信号や左右確認などの別紙を張り付け、子供たちの興味を引く工夫を凝らした。他の署員に手伝ってもらいながら、勤務の合間をぬって作り上げたという。
コンクールは交通安全教育指導者の育成などを目的に開かれており、今回は全道から10組、12人が出場。真坂巡査長は、高校時代の放送局と演劇部で磨いた巧みな語りと間合いで絵本を披露し、見事に頂点を射止めた。
27日には同署員約150人を前に結果報告。函本の鈴木巖本部長、同署の五十嵐敏明署長から表彰を受けた真坂巡査長は「子供の飛び出し事故は依然としてなくならない。ジャンボ絵本での講習を通じ、小さいころから交通安全の意識付けをしていきたい」と気を引き締めていた。(福士雅巳)
提供 - 函館新聞社
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