老人福祉センターの改修検討
update 2003/1/23 10:59
市は、高齢者対策の基本計画となる「第3次函館市高齢者等保健・医療・福祉計画」(高齢者計画)と「第2期函館市介護保険事業計画」の素案をまとめた。計画は新年度から5カ年。高齢化社会が急速に進んでいる現状をとらえながら、老人福祉センターの大規模改修の検討、高齢者向け住宅の整備など、サービス提供の現状や施策の展開、目標を示している。23日の市議会民生常任委員会で報告する。
市は1993年度に第1次高齢者計画を、99年度には介護保険事業を含めた総合計画として第2次計画を策定し、今年度、保健・福祉施策の進ちょく状況などを踏まえて見直しを実施。策定にあたっては、市民や保健医療福祉関係者らで構成する同計画策定検討委員会や、アンケートなどを通して意見を募った。
内容は「計画策定の主旨等」「高齢者等の現状」「目標年度における高齢者等の状況」「サービス提供の現状」「計画の基本理念と施策の方向等」「施策の展開とサービスの目標量等」「計画の推進」の大きく7つ。高齢者対策にかかわる部分では、市内4カ所に設置している老人福祉センターは現在の施設数で事業を継続しながら、老朽化が進んでいるため、大規模改修や改築に向けた検討を始める方針。高齢者住宅の整備拡充については、高齢者向け住宅1棟28戸を建て替えるほか、新築、建て替えするすべての住宅に高齢者対応を施す。
また、介護保険事業では、介護老人福祉施設の入所待機者が依然、解消されていないとして、定員を毎年度50人ずつ増加させる方針などを盛り込んでいる。
計画は2007年度までの5カ年だが、2005年度に見直しを行い、新たに2006年度からの5カ年計画を策定する。
提供 - 函館新聞社
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