在札幌ロシア総領事館函館事務所、来月19日開設

update 2003/8/23 14:47

 在札幌ロシア総領事館の函館事務所が、9月19日に開設されることが決まった。9月下旬から10月上旬としていた当初予定が若干早まり、22日には函館事務所長に就任するウソフ・アレクセイ副領事(48)が函館市役所に井上博司市長を表敬訪問し、開設日を報告した。事務所は市国際交流プラザ(元町14)に置かれる。

 ロシア政府の出先機関は大使館(東京)総領事館(札幌、新潟、大阪)があるが、事務所としての設置は函館が初めて。函館に同国の機関が置かれるのは1944(昭和19)年以来59年ぶりで、今年3月には同総領事館のV・I・サプリン総領事が来函し、市に開設を伝えていた。

 同事務所はロシア入国査証(ビザ)の発給が主な業務で、道南一円のほか、青森、岩手の北東北2県を管轄する。ウソフ副領事によると、札幌の総領事館では現在、年間4000―5000件のビザ発給があるといい、「函館ではその1割程度となる400―500件程度の発給を見込んでいる」(同副領事)。

 事務所は当面、同プラザ1階の一画(36・96平方メートル)とすることが決まっており、市は6月までに整備を終了。開設後は事務所長となる同副領事が妻と2人で常駐する。

 この日は、同副領事のほか、同総領事館のリャボフ・オレーグ領事、アタッシェ(ビザ発給担当)のボルコフ・ゲオルギ氏が井上市長を表敬訪問。事務所開設日にはロシア外務省のコチェノフ領事局長が事務所開設日に出席することを明らかにした。同市長は「首を長くして待っていた。日ロ交流の基盤が整っていくのはうれしい」と述べ、開設日決定を喜んだ。

 同副領事は、ウラジオストクにあるロシア極東国立総合大の本校卒。日本への理解も深く、「函館での仕事を楽しみにしている」と抱負を語った。

提供 - 函館新聞社



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