畠山氏の申し出棄却

update 2003/8/22 11:56

 4月の道議選函館市区(定数6)で、16票差の次点で落選した畠山博氏(58)=自民元=の陣営が、最下位当選した日高令子氏(62)=共産現=の当選無効を求めた異議申し立てに対し、道選管は21日、申し出を棄却する裁決をした。投票用紙再点検の結果、11・536票差に縮まったが、選挙結果に変化はなかった。

 同選管が白票を除く、無効票、疑問票を中心に審査した結果、畠山氏はあん分票などで0・464票増え、1万3424・464票、日高氏は他候補の有効投票の混入などで4票減らし1万3436票。「当選結果に異動は生じず、当選を無効とする主張を容認できない」として、申し立てを棄却した。

 ただ、得票数の計算誤り、他候補の有効投票の混入などがあったことから、函館市選管に対しては「今後一層適正な開票事務の執行に取り組まれることを望む」と要望している。

 裁決に不服がある場合、30日以内に札幌高裁に提訴できる。畠山氏陣営は「もう少し票が増えると思ったが、再点検に不満はない。今後の対応については後援会で話し合って決めたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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