道中小企業家同友会函館支部が合同企業説明会開く

update 2003/8/22 11:55

　道中小企業家同友会函館支部（戸沼平八支部長）の合同企業説明会が２１日、函館市新川町の函館地方合同庁舎７階大会議室で開かれた。中途採用希望者をはじめ、大学や短大、専門学校、高校の来春卒業見込み者１２４人が来場。人事担当者に好印象を残そうと、必死にＰＲした。

　参加した企業は、道南に本社や営業所を構えるカーディーラーやホームセンターなど１６社。採用枠は新卒が３５人、中途が２３人だった。来場した学生らは、希望する会社の人事担当者の説明を熱心に聞き入っていた。

　札幌から地元函館へのＵターン就職を希望する札幌医療科学専門学校２年の今本沙織さん（１９）は「学校で学んだ遺伝子工学を生かして製造業を中心に回っているが、なかなか厳しい。何とか年内に、内定がもらえれば」と話していた。

　採用する側もシビア。函館トヨタ自動車は、創業５０周年を記念し来春までに、例年の倍となる新卒者１０人を採用する予定だが、「新卒の方は、この時期に就職活動するだけあって、危機感が薄い。もっとガッツのある人材がいれば」と、学生らの意識の高揚を求めていた。

　札幌学生職業センターによると、３月末の道内学卒就職率は大学が７９％、短大が８０・７％、高専９３・７％、専修学校８８・３％となっている。

提供 - 函館新聞社

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