全国教員サッカー大会でブラックペッカー函館FC準優勝
update 2003/8/22 11:53
函館を本拠地に活動するサッカークラブチームのブラックペッカー函館FCが、このほど高知県で行われた第24回全国教員サッカー選手権大会(日本サッカー協会主催)で準優勝を果たした。メンバー不足に加え、猛暑や台風による日程変更などの苦難を乗り越え、優勝まであと一歩のところまで達したチームは、23日から旭川市で行われる全道社会人サッカー選手権大会兼全国社会人サッカー選手権大会道予選にも臨む。イレブンは「好成績をバネに道代表の座を勝ち取りたい」と張り切っている。
全国教員サッカー選手権大会には、全国から予選を勝ち抜いた16チームが、トーナメント戦で優勝を争った。ブラックペッカーは初戦をVゴール勝ちして波に乗り、2回戦では昨年準決勝で敗れた島根県教員サッカークラブと対戦。押され気味の苦しい試合展開の中、後半終了10分前にカウンターからMF太田邦成がボレーシュートを決めて1―0で勝利、見事“リベンジ”を果たした。
過酷な条件下での大会だった。都合で選手はぎりぎりの12人しか集まれず、1日1試合の予定が、台風のため1日中止になり、1日で2回戦と準決勝を戦うことに。だが、選手たちはこれまで以上の集中力と体力で乗り切った。川前昌市監督は「気温30度以上の暑さの中でも走り負けせず、接戦をモノにできた」と、選手の精神力をたたえた。
決勝では地元の高知教員クラブに0―2で惜しくも敗れたが、同チームにとって出場15回中過去最高の成績を残した。川前監督は「目標の決勝進出を果たし、レベル的にもそれほど差はないと感じた。選手にとって大きな自信になったはず」と語る。
所属する道リーグでは、現在3位につけるなど、好調を維持。全国社会人サッカー選手権大会道予選突破に向けても、選手の気持ちもまとまっている。「選手一人ひとりが役割を自覚し、こなしているのが大きい。しっかり守りチャンスを生かすチームスタイルを進化させていきたい」と川前監督。
全国準優勝を誇りに、チームは新たな目標に向かって走り出した。
提供 - 函館新聞社
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