障害者と旅で交流を

update 2003/8/21 10:14

 「ひまわり号を走らせる函館実行委員会」(有田幸司実行委員長)は、9月6、7日に企画している、障害者を対象としたバス旅行の介助ボランティアを募集している。定山渓温泉への1泊2日の旅程で「小さな旅のお手伝いで、障害者との交流を」と呼び掛けている。

 「ひまわり号」の取り組みは、1982年、「・旅行に行きたい・という素朴な要求を障害者にもかなえてもらおう」と東京で始まった。函館でも趣旨に賛同した有志が集まり、89年に同委員会を結成。以来、日帰りや1泊での旅行を毎年企画している。

 今回の旅行は、同6日午前8時半に函館を出発。洞爺で昼食を取った後、定山渓温泉のホテル「鹿の湯」で宿泊。翌日は、午前9時にホテルを出て札幌へ向かい、午後1時半の出発まで、札幌でJRタワーの見学や買い物などを楽しむ。函館到着は午後7時半の予定。参加費用は1万5000円で、ボランティアも同額となっている。

 旅行前の26日には、介助経験のない人が安心してボランティアができるようにと講習会を実施。午後6時半から市総合福祉センターで〈1〉車いす〈2〉半身麻痺〈3〉視覚障害〈4〉入浴―などの項目について介助方法を指導する。

 同実行委では「障害者の参加申し込みは順調だが、ボランティアの数はまだまだ足りない。介助を通して理解を深め合い、一緒に旅行を楽しんでほしい」と話している。問い合わせは、有田鍼灸TEL55・0744(有田幸司代表)か、老人介護支援センター稜北TEL31・2577(山下恭子代表)。(後藤泰良)

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです