市議会改革協議事項決まる
update 2003/8/21 10:13
函館市議会は20日、議会運営委員会(高橋亨委員長)を開き、「わかりやすくより充実した議会」など3点を柱にした議会改革に関する方策の協議事項を決めた。答弁調整の廃止や質問の完全一問一答制、ナイター議会開催など29項目。改選前から引き継いだ4項目については、継続して検討する。9月8日の議運委から、本格的な協議に入る。
協議事項は「わかりやすく―」「今、求められている議会」「議会運営などの効率化」を柱に、各会派から提案された意見を正副委員長が集約した。
質問・答弁関係では、答弁調整など過度の擦り合わせの廃止、複数の答弁者に対して一括で質問する現行のスタイルを見直し、一人ずつに受け答えする一問一答制の採用などを明記。新年度予算案を審議する3月議会で本会議の一般質問をやめ、一括の予算特別委員会を会派持ち時間制で実施する考えも提案された。
本会議関係は昨年9月に2日間行ったナイター議会が好評だったことから、毎議会1日の実施、サンデー議会開催などを協議する。広報関係では現在、姉妹都市の公的訪問に限られている政務調査費や議員行政視察旅費を使った海外視察の容認、視察報告のホームページ(HP)掲載など。競輪場、中央図書館の大型画面で市議会放映も検討する。
正副議長の決定について第1、第2会派から選任する慣例を改め、投票制度の導入が盛り込まれたほか、費用弁償のあり方についての検討、正副委員長の定額報酬制なども協議事項に挙がっている。
倫理条例の制定など4項目は改選前から引き続き協議する。
9月8日の議運委後、各会派に持ち帰り、それぞれで再度検討。同24日の議運委で、協議事項の優先順位など精査する。
提供 - 函館新聞社
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