河島司さんが旅行記出版
update 2003/8/19 10:20
昭和52年生まれの学生の「私」と大正10年生まれの「じいさま」がヨーロッパで繰り広げる珍道中―。函館市出身で埼玉県在住の河島司さん(25)がこのほど、祖父との旅行記「迷子になったら三越に行けばいい」を文芸社から出版した。
新聞広告で見たヨーロッパツアーへの参加を1秒で決めたじいさまと私。「なあに、旅行代金は全部向こうが持ってくれる。あとはじいさまの突拍子もない行動を許す度量があればいいのだ」と、私は太平楽に引き受ける。
函館から千歳空港までの鉄路で、まず襲いかかったトンネル事故。イギリスに渡ってからもトラブルは相次ぐ。タイトルの「迷子になったら三越に…」の意味は、ロンドンでのじいさまの行動に隠されている。それでも「トラブルがあった方が、旅は面白い」と河島さんは断言する。
「これを読めば全国のおじいちゃん、おばあちゃんは必ず孫と旅行したくなることは請け合い」と河島さん。度重なるアクシデントさえ、ひょうひょうと笑いと笑顔でかわしてしまう二人の姿を軽妙な筆致でつづっている。
四六判、232ページ。定価1000円(税別)。市内書店またはブックサービスTEL03・3817・0711、文芸社販売部TEL03・5369・2299まで。
提供 - 函館新聞社
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