パスポート申請件数6月から増加続く
update 2003/8/18 10:50
減少を続けていた渡島支庁への一日当たりの一般旅券(パスポート)申請件数が、6月から一転、増加していることが同支庁総務課のまとめで分かった。同課は「SARS(新型肺炎)の終えんで再び海外に目が向き始めているのでは」とみている。
一日当たりの申請件数は1月21・4人、2月20・6人だったが、WHO(世界保健機関)がSARSに対する警告を出した3月は12・0人と20人台を割った。4月には8・0人、5月7・2人とさらに落ち込んだ。6月に8・6人とやや回復。夏休みを迎えた7月には12・8人となって4カ月ぶりに2ケタ台となり、8月は15日現在18・3人まで増えた。この間、WHOは7月5日に台湾をSARSの流行指定地域から解除し、世界規模で「制圧宣言」が出されている。
7月から8月15日までの申請者は650人。年齢・性別でみると、20代女性が112人(全体の17・2%)で最も多く、〈2〉20代男性88人(13・5%)〈3〉未成年女性79人(12・2%)〈4〉同男性59人(9・1%)〈5〉30代男性57人(8・8%)と続いている。
有効期間10年のパスポートが普及、定着しているため、月間の申請件数は前年度比で減少傾向にあり、今年5月の月間224人は1999年1月以降、月間件数としては最も少なかった。(吉良 敦)
提供 - 函館新聞社
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