「SL函館大沼号」今季ラストラン
update 2003/8/18 10:50
JR北海道が4月26日から函館―森間を運行してきた蒸気機関車「SL函館大沼号」が17日、今シーズンの運行を終えた。最終日も市民や観光客らでにぎわい、駒ケ岳や大沼公園を周遊するSLの旅を楽しんだ。
「SL函館大沼号」は沿線自治体などで組織するSL函館・駒ケ岳運行推進協議会が主催し、今年で3年目。今回は初めて夏休み期間中も運行し、50日間で約1万4000人がSLの汽笛や蒸気とともに、美しい風景を楽しんだ。
ラストランは曇り空となったものの、定員約240人の車内は親子連れを中心にほぼ満席となり、午前9時48分にJR函館駅を出発。沿線では男爵太鼓(大沼公園駅)、吹奏楽演奏(渡島砂原駅)などによる歓迎を受けながら、約5時間半の周遊を楽しんだ。
午後3時過ぎからはJR函館駅で到着セレモニーが行われ、菅原重光JR北海道函館支社長が「来年以降も何らかの形で運行したい」とあいさつ。同3時23分にSLが到着すると、出席者らが機関士の前田俊之さん(59)嶋田泰雄さん(59)らに花束を手渡したほか、ヘッドマークに花のリングをかけ、50日間の働きをねぎらっていた。
提供 - 函館新聞社
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