鉢呂氏国替え正式決定
update 2003/8/17 10:58
【小樽】民主党道4区総支部は16日、小樽市内で臨時大会を開き、次期衆院選道4区(札幌市手稲区、後志管内)に、道8区選出の前衆院議員、鉢呂吉雄氏(55)の擁立を正式決定した。鉢呂氏は道4区と比例道ブロック1位の重複立候補になる見通し。鉢呂氏は「この地に骨をうずめるつもりで、日本の政治を変えるために、頑張りたい」と決意を表明した。
大会には道4区の党員約40人と、民主党北海道の中沢健次代表が出席。副代表の鈴木康司氏が出馬の意思を表明していたため、一部の地域支部から鈴木氏の処遇を党北海道に求める声も上がったが、党北海道の要請を受け入れ、鉢呂氏を道4区候補に推薦することを全会一致で決めた。総支部代表には前衆院議員の池田隆一道議(小樽市)に代わり、鉢呂氏が就任した。
あいさつした鉢呂氏は「候補者の変更で皆さんにも大きな戸惑いや驚きがあると思う。わたし自身も思い悩んだが、前向きに考え決断した」と国替えに至る胸の内を説明。国会議員の世襲などを小選挙区制度の弊害に挙げ、「8区にいればもっと楽な選挙がやれるかもしれないが、小選挙区の弊害を断ち切り、何とか勝利したい」と支持を訴えた。
大会後の記者会見では、道4区の地域課題として、経済活性化を重点にした考えを強調。「8区と4区の経済は第1次産業が中心で共通性がある。きめ細かな施策が必要」と述べた。鉢呂氏は今月4日に今金町から小樽市内に転居している。
同総支部は週明けにも党北海道に鉢呂氏の推薦を申請。党北海道は常任幹事会を経て、9月27日の臨時大会で鉢呂氏の公認を決定する。中沢代表は「党北海道として、鉢呂さんの選挙を最重点に位置づけ、全力を挙げる」と約束した。
提供 - 函館新聞社
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