井上市長ら外遊から帰国

update 2003/8/17 10:57

　ロシアのサンクトペテルブルグ市とフィンランドのハミナ市で開かれた「第３回世界星形城郭サミット」への出席と３月に産学官連携で策定した「函館国際水産・海洋都市構想」実現に向けた先進都市イタリア・ナポリ市の視察のため、４日から外遊していた井上博司函館市長はじめ、高野洋蔵函館商工会議所会頭、福島恭二市議会議長ら市の訪問団が１６日、帰国した。

　井上市長によると、サミットでは〈1〉世界星形城郭都市協会は城郭の保存と開発のため、ユネスコと欧州連合（ＥＵ）に支援を要請する〈2〉同協会のロゴマークを公募で選定する〈3〉ホームページを立ち上げ、世界に情報を発信、ＰＲする―などで合意。ロゴマークは、加盟都市が２００６年の次回サミットで、候補を持ち寄って選考する予定で、函館でも市民から公募するという。

　視察したナポリ市について、「観光産業と水産業をうまく融合させた、函館に似た都市で、非常に参考になった」と述べた。また、世界最古の海洋生物研究所であるナポリ臨海実験所と北大水産学部による研究交流を検討することが決まるなど、一定の成果を挙げたことを明らかにした。

提供 - 函館新聞社

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