湯の川温泉いさり火まつり開幕

update 2003/8/17 10:55

 函館の夏祭りを締めくくる「第38回はこだて湯の川温泉いさり火まつり」(同実行委主催)が16日、同温泉街を会場に開幕した。初日は松倉川で灯ろう流しが行われたほか、花火大会では「イカ花火」など3000発が夜空を彩り、来場した多くの市民らは情緒豊かな夏の祭りを楽しんだ。祭りは17日も行われ、みこし行列などが繰り広げられる。

 灯ろう流しが16日午後6時45分ごろから始まると、水面(みなも)には数々の光が連なり幻想的な雰囲気に。約1時間後、花火大会がスタート。目玉となった「イカ花火」は角ばった耳や10本の足まで見えるこだわりが実を結び、まるで夜空を泳いでいるよう。多くの見物人から歓声が沸き起こった。

 17日は正午からの湯の川温泉みこし行列、午後6時からは市営熱帯植物園駐車場で函館巴太鼓の演奏やYOSAKOIソーラン、高田ともえさんの歌謡ショーなど。午後8時からの花火大会では2000発が打ち上げられる。

 同祭りは1931年の灯ろう流しが始まりで、戦時中は一時中断。66年に復活し、以来、同温泉街伝統の祭りとして毎年開催している。(福士雅巳)

提供 - 函館新聞社



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