佐々木選手がW杯男子回転2位
update 2003/1/21 11:10
「よくやった」――。スイスのウェンゲンで19日行われたアルペンスキーのワールドカップ(W杯)男子回転の第5戦で、大野町出身の佐々木明選手(21)=日体大=が2位に入る朗報に、地元の家族や後援会、スキー関係者は喜びに沸いている。昨年2月のソルトレーク五輪出場に続く快挙に、マチは祝福ムードに包まれている。
19日夜、町内細入にある佐々木選手の実家では、兄の智明さん(30)と祖母のタマさん(78)がテレビで同選手の滑りを見守った。
午後10時すぎに結果が判明し、「(2位と分かったときは)思わずガッツポーズをしました。いつも通りの攻めの滑りを見せてくれた」と智明さん。旅行中の父の悦郎さん(54)、母の満智子さん(54)にも電話で伝え、家族で喜びを分かちあった。
20日午前2時すぎには、佐々木選手本人から智明さんに連絡が入り、「優勝を狙っていた。滑りは満足している」と話していたという。
ソルトレークシティ五輪の代表に選ばれた際に設立された後援会(会長・吉田幸二町長)の関係者も、ビッグニュースに沸いた。同五輪では大回転34位、回転は途中棄権という結果。長い目で世界での活躍を期待していただけに、短期間での躍進ぶりには驚きが先に出たよう。
後援会の中井光幸副会長(52)=町体育協会会長=は「この先も活躍し、頂点に立ってほしい」と期待を膨らませ、「海外転戦を終了した時点で、何か激励会を開きたい。近日中に役員会を開き考えたい」と祝福ムードが高まっている。
スキー関係者も手放しの喜びよう。町スキー協会の花巻昭英会長(57)は「いつかは上位に顔を出すと信じていたが、こんなに早く結果を残すなんて。スキー人気につながります」。函館スキー連盟の福田肇理事長(66)も「彼の持ち味が出たレースだと思う。これを励みに、地元から第2、第3の佐々木選手が出てくれれば」と話した。
また、佐々木選手が小学生時代に所属していた大野レーシングチームの山内優治代表(48)は「オリンピック後、一生懸命練習に励んだ成果だと思っています。伸び盛りの選手なので、これをきっかけに上を目指してほしい」と激励していた。
提供 - 函館新聞社
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