住民監査請求を棄却

update 2003/8/16 13:20

 函館市が職員の特別昇給として約4167万円を支出したのは違法として、道南市民オンブズマン(大河内憲司代表)のメンバーらが返還などを求めた住民監査請求で、同市監査委員は15日、「請求人の主張に理由がない」として請求を棄却した。

 請求では、特別昇給は市条例で勤務成績が良好な職員に支給すると規定されているのにもかかわらず、実際には一律に年功序列で順送りに行っていると主張。条例違反として、昨年度支給した573人分4167万5241円を市に返還するよう求めていた。

 これに対し、監査委員は「内申書には勤務成績良好との記載はあるものの、客観性が不十分であることは否めない」とした上で、「各部局長の総合的な判断に基づく判定結果であり、証明であることも事実」と指摘。個々の職員の勤務成績に関する証明については「監査委員が当否を判断することはできない」とし、「違法不当性は認められない」と請求を退けた。

 棄却通知を受けた大河内代表は「監査委員は役割を認識せず、全く機能していない。自らの判断もできず、眠ったままだ」と反発。監査結果を不服として、住民代表訴訟も視野に検討するとしている。

提供 - 函館新聞社



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