販売農家全道で6万戸割れ

update 2003/8/15 11:57

 農水省道統計情報事務所がまとめた今年1月1日現在の農業構造動態調査結果によると、道内の農家戸数は前年比1・4%減の6万6690戸で、このうち生産物を販売している農家数は1・9%減の5万9080戸だった。道内の販売農家数が6万戸を割ったのは初めて。その一方、1戸当たりの経営耕地面積は前年より1・8%増えて7・18ヘクタールとなっており、戸数減酬弍通明兪・領・譴・海い討い襦・r

 販売農家数は、総農家数の減少とともに一貫して減り続け、1998年の調査で、それまでの7万戸台から6万8550戸に減少、その後も年間1000戸以上の減少が続いてきた。

 調査概要によると、農業就業人口は14万7260人で、前年に比べ2110人(1・4%)の減。年齢階層別では65歳以上が4万7010人で、全体の31・9%を占め、60歳以上でみると、43・0%に達している。

 一方、15歳以上の同居中の農業後継者がいる農家数は1万8060戸で、この1年で770戸減少、販売農家の中では3戸に1戸ほどしか後継者がいない現実が浮き彫りにされている。

 さらに経営耕地面積の規模別に農家数をみると、5ヘクタール未満が1万7740戸で前年比3・4%減。5―10ヘクタールが1万1930戸(3・8%減)、10―20ヘクタールが1万1960戸(0・3%減)、20―30ヘクタールが6520戸(0・2%増)、30ヘクタール以上が1万940戸(0・2%増)となっている。

 こうした中、自給的農家(経営耕地面積が30アール未満で、農産物販売額が50万円未満の農家)が増える傾向にあり、この調査でも7610戸と、前年から160戸増えている。(浅井)

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです