GLAY3年ぶりライブ

update 2003/5/15 09:48

 古里へお帰り―。函館出身の人気ロックバンド「GLAY(グレイ)」のライブが14日、3年ぶりにメンバーの“地元”の金森ホールで開かれた。ライブには、道南はもとより、遠方からも熱狂的なファンが詰めかけ、4人のエネルギッシュなステージを満喫した。市内では8日、「ウイニングホール」(函館市末広町22)内にGLAYを題材にしたギャラリー「Art Style of GLAY(アート・スタイル・オブ・グレイ)」がオープンしたばかり。急きょ決まった古里ライブの開催と相まって、函館は一気にGLAY熱で包まれた。

 GLAYは、11日まで全国を回るコンサートツアーを展開。最終地の札幌を経て函館入りし、同ホールでのライブを設定した。大々的なPRをしないシークレットライブの形をとったが、チケットは受け付け開始後、数分で完売する人気ぶり。函館で活動していたアマチュア時代のライブ名をとって「ROKC SHOCK(ロック・ショック)V」と題し、午後7時から開かれた。

 ライブ会場には、開場数時間前からファンが続々と集まり始め、入り口からは長蛇の列が。中にはメンバーの髪型や衣装をまねたファンの姿も見られた。札幌でライブを見てきたばかりという溝口奈由多(なゆた)さん(29)=東京在住=は「ファンにとって函館は聖地。出身地でライブを見ることができてうれしい」。後藤優子さん(23)=同=も「ファンになって7年。出身地の函館でライブを見るのが夢だった。メンバーも実家に帰って精神的に落ち着いていると思う」と顔をほころばせた。

 地元からも「夢をかなえ続けているところがかっこいい。近くでメンバーを見れるし、地元だから絶対盛り上がる」(函館市栄町の西村恵さん・25歳)などと興奮気味に話していた。

 その反面、チケットが入手できずにうらやましそうに会場内を見つめるファンもおり、小林綾香さん(15)=稜北高1年=と薬師寺由衣さん(15)=白百合高1年=も「少しでも音が聴ければ」と、会場入り口に張り付いていた。

 一方、「Art―」は、同日のライブに集まったファンが立ち寄るなど、満員のにぎわいとなった。午後からは、メンバー4人も来場し、ギャラリー内を見学。一般閉鎖した時間を利用したため、混乱もなく、メンバーは自分たちを表現したアート作品の数々にうれしそうな表情を見せていたという。

提供 - 函館新聞社



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