函館江差自動車道、函館―上磯が開通
update 2003/3/25 11:26
函館開発建設部が建設を進める高規格道路「函館江差自動車道」の函館IC(函館市石川町)―上磯IC(上磯町中野通)間8・4キロが24日午後2時、開通した。同道路最初の開通区間として、暫定2車線で供用を開始。渡島、桧山を結ぶ高速交通ネットワークの第一歩をしるした。
供用開始に先立ち、午前10時半から函館IC周辺で開通式が行われ、関係者230人が出席。函館開建の小泉信男部長が「函館圏の交通の円滑化を図り、地域振興に大きく寄与するものと確信している」とあいさつし、鉢呂吉雄、金田誠一両衆院議員、佐藤孝行前衆院議員が祝辞を述べた。
続いて、沿線自治体の首長、地権者ら関係者がテープカット。自動車60台が上磯ICまでパレードし、渡り初めで開通を祝った。
開通時刻の午後2時には、心待ちにしていた利用者が続々と函館ICに集まり、約50台の列ができた。一番乗りの竹田孝一さん(51)=市内桔梗町=は「40分前から並んだが、先頭とはラッキー」と笑顔。通行止めのさくが外されると、一斉に真新しい道路へと流れ込み、走り心地を楽しんでいた。
函館江差自動車道は函館新道の函館ICから大野、上磯、木古内、上ノ国を経て江差までを結ぶ全長約70キロ。制限速度70キロ。函館IC―上磯IC間の所要時間は、国道228号を使った現行の19分から9分短縮され、美原地区から上磯ICまでを換算しても4分縮まった。
1990年に事業着手し、総事業費は約462億円。橋りょうは17カ所あり、最長はJR函館線、国道5号をまたぐ桔梗高架橋(1433メートル)。当面、無料で通行できる。
提供 - 函館新聞社
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