今冬最高の積雪
update 2003/3/10 10:39
道南は7日から8日朝にかけて、大雪に見舞われた。函館海洋気象台によると、函館市内では7日午前9時から8日午前3時までに21センチの雪が降り、積雪も8日同4時、この冬最大の42センチを記録した。道路わきに雪が高く積まれた光景が市内のあちこちでみられ、一気に冬に逆戻り。東北地方でも大雪となり、列車や空のダイヤに大幅な乱れが出た。
JR北海道の函館線五稜郭駅構内では8日午前3時25分ごろ、大阪発札幌行きの寝台特急トワイライトエクスプレスをけん引するはずだった2両編成の機関車が運行を誤り、安全システムが作動。関係するすべての信号が赤になった。
JR北海道函館支社によると、吹雪のため、誘導員が信号を見誤ったのが原因とみられる。この影響で、特急10本に最大6時間ほどの遅れが出たほか、普通列車6本が運休、14本が部分運休した。また、同日午前6時15分ごろには、東北線八戸駅で、大雪のためポイントの切り替えができなくなり、道南に向かう特急列車2本に最大3時間25分ほどの遅れが発生、特急2本が部分運休した。
函館空港では、除雪作業のため、同日早朝から同8時50分までの間、空港を閉鎖。この影響などで、函館と各地を結ぶ便に最大1時間半ほどの遅れが出たほか、6便が欠航した。
東日本海フェリーの江差発奥尻行きも、奥尻の天候不良で1便が欠航した。
同気象台によると、雪雲が抜けてきていることで雪は収まり、9日以降も1週間程度は降雪がないとみられる。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。