市町村合併アンケートで半数強が単独存続望む
update 2003/2/14 11:27
上磯町は13日、市町村合併に関する住民意向アンケート調査の結果を発表した。市町村合併について、9割近くは関心があると答えた一方、是非については5割強が上磯町単独での存続を希望している。町財政企画課は「行政サービスや住みやすさに関する質問では、過半数から満足しているとの回答があり、これが単独での存続を望む声につながっているのでは」とみている。
調査はアンケート用紙を全戸配布し、昨年11月13日から同12月20日までの期間に回収。1万2831枚のうち、684人(5.3%)から回答があった。
結果によると、合併への関心度に関する質問は「関心がある」324人(47.4%)、「ある程度関心がある」262人(38.3%)、「あまり関心がない」65人(9.5%)、「関心がない」17人(2.5%)の順となり、全体的な関心の高さをうかがわせた。
これに対し、今後の上磯町の姿についての質問では「行革を行い、単独で存続」が374人(54.7%)で、「行革には限界があり、合併を考えるべき」の193人(28.2%)の約2倍となり、現状維持を支持する町民が多い実態を鮮明にした。
同課はこれらの結果について「住民が現時点で感じている、上磯の暮らしやすさが反映されているのでは」と分析。住みやすさについての質問では514人(75.1%)が「住みやすい」、行政サービスについては445人(65.1%)が「満足」と回答し、この分析を裏付けている。
同課は「単独での道を希望する人が多く、現段階ではこれが町民の本音と受け止める」と説明。ただ、「行革の更なる推進を求める意見が多数寄せられ、町としては合併する、しないに関わらず、この声に応えることが最重要」としている。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。