1月の渡島・桧山管内企業倒産が件数、負債とも大幅増

update 2003/2/10 11:04

 帝国データバンク函館支店がまとめた1月の渡島・桧山管内の企業倒産状況(負債総額1000万円以上)によると、倒産件数は8件、負債総額は5億6800万円。前年同月に比べ、件数で7件、負債総額で4億7900万円の大幅な増加で、先行きが懸念される年明けとなった。

 業種別では、土木・建設業、サービス業が各2件、鉄工業、菓子製造小売、車両販売、化粧品販売が各1件。地区別では函館市内7件、桧山管内1件。原因別では販売不振6件、放漫経営2件。

 同支店では「これまでの赤字を補てんする運転資金調達に限界を生じ、不渡り発生や事業の継続断念を表面化する企業が増加した」とし「長期化する景気低迷の渦中で、年度末に向け倒産の増勢基調が予想される」としている。

 一方、東京商工リサーチ函館支店のまとめでは、倒産件数は5件、負債総額は2億8000万円。前年同月に比べ、件数は2件増加、負債総額は3000万円の減少。昨年7月から前年同月を下回っていた倒産件数が増加を示した。

 業種別では鉄鋼金属、輸送機器、食品、雑貨、建設の各1件。原因はいずれも販売不振。負債総額1億円を超えたのは、末広堂を経営する富田製菓所の1件。

 同支店では「長引く不況で過剰債務を抱える企業はさらに深刻さを増している。不況型倒産の増加が懸念される」としている。

提供 - 函館新聞社



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