観光需要高まり受験者増 歴史・文化・観光を学ぶ
update 2025/11/5 07:39
函館の歴史や文化を学ぶ「第20回函館歴史文化観光検定(はこだて検定)」(函館商工会議所主催)が3日、函館市民会館で行われた。節目の今回は、観光需要の高まりなどから受験者が増加。市内外から初級・上級合わせて330人が函館に関する歴史や文化、産業、地理など幅広い分野の問題に挑戦した。
同検定は、函館の魅力を発信する人材育成を目的に年1回開催。公式テキストブックに基づき出題され、初級では、函館の歴史・政治・経済・文学、周辺地域を含む基礎的な知識が問われた。上級では、観光施設や文化財、史跡など、専門的で実践的な内容が出題された。
昨年よりホームページ(HP)などで情報発信を強化し、市外からの受験者が増加した。また、タクシー会社など観光業関係者の参加も見られたという。検定の担当者は「観光需要が高まる中で、地域の知識を学ぶ意欲が広がっている」と話した。
受験者全員にオリジナルステッカーが配布されたほか、合格者には道南スギを使用した木製ネームプレートが贈られる予定。合格発表は21日、同会議所HP上で行う。
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