キングサーモン稚魚生産に成功 函館市が国内初の完全養殖 事業化へ着実に成果
update 2025/10/27 07:14
函館市は、国産天然キングサーモン(マスノスケ)の人工種苗を使った完全養殖での稚魚の生産に国内で初めて成功したと明らかにした。完全養殖の一サイクルが出来上がったもので、今後育種を行いながら品質を高め、2031年度以降の事業化を目指す。
市は、主力のスルメイカや秋サケの不漁が続く中、国内初のキングサーモンの完全養殖技術の確立に挑んでいる。21年度から市、北大、函館国際水産・海洋都市推進機構がタッグを組んで研究を始め、22年度からは内閣府の地方大学・地域産業創生交付金(22〜26年度)を活用した「函館マリカルチャープロジェクト」として事業化を進めている。
市によると、22年度に作出した人工種苗を市内の中間育成施設で飼育。成熟したキングサーモンの雌16匹を使い、今年7〜8月に卵2万6000個に人工授精。成長して目ができたキングサーモンの卵「発眼卵」1万1000粒から、9〜10月に9000匹の稚魚のふ化を確認したという。
ふ化した稚魚は、第二世代の親魚候補として飼育するほか、成長過程で一部の幼魚や成魚はキングサーモン用の飼料開発、給餌法開発、開発した餌を使い育成した生産物の品質分析の研究に使う。
市農林水産部漁業活性化対策担当は「今回は完全養殖の第一世代が生まれ、完全養殖のスタートラインに立った。育種を行いながら品質を高めて養殖していくので、味や魚体の大きさが良くなっていく。事業化に向け着実に歩みを進めたい」としている。
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