初のデジタル避難訓練 函館市28日から ライン、青柳小活用
update 2025/9/24 20:08
函館市は28日〜10月4日、市公式LINE(ライン)を活用した「市デジタル避難訓練」を初めて行う。スマートフォンで体験できる避難訓練と、青柳小学校を避難所とした現地訓練の2本立てで、スマホの使用でより多くの市民参加を促すとともに、日頃の防災意識を高めるのが狙い。市によると、デジタル避難訓練の実施は全国的にも珍しいという。
避難訓練への参加は地区の高齢者が中心で、子どもや若者世代の参加率が低いという課題がある。市はより多くの市民が防災意識を高め、災害への備えにつなげるため、気軽に参加できるデジタル避難訓練を企画した。
期間中、市公式ラインから通知を受け取り、災害の危険度を示す警戒レベル1〜5や、レベルに合わせた避難行動について学ぶ。その後、スマホ上で現在地から付近の避難所を選択し、グーグルマップで避難所の位置検索、経路確認を行う。22日現在、市公式ラインには4万1161人が登録しており、避難訓練に参加したい人は新たに友達登録し、訓練開始の通知を待つ。参加者プレゼントとして防災バッグ、ゼリー飲料を計42人分を用意している。
一方、青柳小での現地訓練(谷地頭町会主催、市共催)は28日午前10時〜正午に同校体育館に集まって実施。避難所では通常、避難所名簿への記入が求められるが、今回は市公式ラインを使い避難者を受け付けるほか、自宅や車中に避難している人は市公式ラインで簡単に報告する。デジタルの力で事情があって避難所に避難できない人の避難生活支援を可能にする。非常食の試食会や、先着96人に飲料水のプレゼントも。
市地域デジタル課は「カムチャツカ半島地震の津波警報発令の際は、避難所に関する問い合わせが多かった。スマホ上で避難所の場所や経路を確認しておけば、いざというとき慌てずに済む。防災分野のデジタル変革を市民に広く体験してほしい」と参加を呼び掛ける。
問い合わせは、同課(0138・21・3627)へ。
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