観覧車75周年祝う 紫リボンで装飾、記念メダルも
update 2025/9/4 20:26
函館公園内の遊園地「こどものくに」(青柳町17)の国内最古の観覧車が2日、道南に設置されてから75周年を迎えた。節目を祝う記念イベントが始まり、紫色のリボンで装飾された観覧車やメッセージボードが園内に登場。訪れた修学旅行生や市民が写真を撮るなどにぎわいを見せた。
観覧車は1950年に大沼公園で建設され、65年に移設された。今年で75周年を迎え、今月末まで「お祝いの看板」「昔の写真や記事の展示」「メッセージボード」などの記念企画を行う。来園者は自由に書き込むことができ、世代を超えて思い出を語り合う場にする。
園内ではホルダー付き記念メダル1000円、1人1個の100個で限定販売され、購入希望者の列ができた。ゴンドラには紫色のリボンが結ばれ、親子連れや観光客が写真撮影を楽しむ姿も見られた。
修学旅行で訪れた苫小牧豊川小の川端玖さん(12)は「頂上から海が見えてきれいだった。風を感じながら歴史ある観覧車に乗れて楽しかった」と笑顔を見せた。
ゼネラルマネジャーの加藤大地さんは「75年の歴史を感じながら、日本最古の観覧車に乗れる貴重な機会。多くの来場を期待している」と話す。
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