アイアンマンジャパン、「ヒグマ警報」発令で中止に 注意報は改めて協議
update 2025/8/31 07:46
北斗市、木古内町をコースとし、9月14日に開かれるトライアスロンの国際大会「アイアンマンジャパンみなみ北海道2025」を主催する実行委の第3回定例会が29日、函館市亀田交流プラザで開かれた。渡島・桧山地域でヒグマの出没が相次いでいることを受け、大会前にどちらかの市町に「ヒグマ警報」が発令された場合、開催を中止する方針を確認した。
オンラインを含め約20人が出席。進行は綱島浩一レースディレクター(RD)が務めた。協議事項としてヒグマ注意報・警報が発令時の開催方針について、警報が発令された場合はヒグマの目撃場所がコース沿道であるかどうかにかかわらず、選手やボランティアを含め大会を支えるスタッフ、応援に駆けつける地域住民の安全を考慮し、イベントの開催は難しいのではという意見が多く出され、開催中止の方針を決めた。「ヒグマ注意報」発令の場合はクマの目撃がコース沿道であるかなど、状況と時期を踏まえて改めて協議するとした。
また、昨年に続きヒグマを目撃した時の対応策を選手、スタッフに周知するほか、追加対策として、昨年よりコース上の投光器を40台増やし90台とすることや、応援用のカウベルをボランティアに配布して継続して鳴らしてもらうことなどが話された。
このほか大会の準備状況について、17日現在の出場予定選手は1406人で、国別では日本が1083人、海外からは昨年の33カ国から47カ国に増えたとし、綱島RDは「4人に1人が外国人で、国内のトライアスロンでは他にはない国際色豊かな大会となる」と話した。一方で大会当日のボランティアスタッフが昨年より減っており、各持ち場での仕事量が増える可能性があることが示された。
大会は昨年初開催。北斗市上磯漁港でスイム(3・8キロ)後、高規格道路の函館・江差自動車道を中心にバイク(180キロ)、最後に木古内町でラン(42・2キロ)の計226キロで行う。今年は高規格道路で熱戦を間近に見ることができる観戦ポイントを2カ所設定する。交通規制などの情報は大会公式サイトを参照。
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