緑の島から新たな輝き 31日「函館新花火」初開催 ステージ、飲食も多彩
update 2025/8/17 20:32
新たな花火大会「函館新花火」(同製作委員会主催)が、31日に函館港緑の島(大町)で開かれる。民間の力で花火を打ち上げようと、市内で居酒屋を経営する西田圭佑さん(38)、2019年の箱館五稜郭祭「土方歳三コンテスト全国大会」優勝者で俳優として活動する三木崇史さん(39)らが企画。緑の島内に有料観覧席を設け、多彩なステージイベントとともに花火を楽しんでもらう。
西田さんは18年から、市本町で「海鮮処 函館 夜市」を経営。函館商工会議所青年部などでの活動を通じて「クオリティーの高いお祭りを作りたい」と考えていた中、土方コンテストを通じてまちの魅力に触れ、「函館に恩返しがしたい」と願っていた三木さんと意気投合し、企画がスタート。今年2月から準備を進め、花火の打ち上げ会社や、函館に特化したSNS型リクルートサービスを運営するKakkiなどの協力を得て実現にこぎ着けた。
開場は午前11時。緑の島内の芝生スペースに観覧席(3000円)とVIP席(1万円)を設置。花火は午後7時から約3300発を打ち上げる。席の購入者以外は島に入れない。
午後1時からのステージイベントはコスプレコンテスト、ダンスコンテスト、旧幕府軍の人物になりきって殺陣や芝居を披露する「幕末コンテスト」などを予定。目玉は午後6時から、三木さんら東京の役者陣と函館の劇団「芝居組『虎』」がコラボレーションした殺陣の演劇。同6時半からは和太鼓や三味線の生演奏が行われる。飲食ブースを設けるほか、キッチンカーも並ぶ。
三木さんは「今までにないショーを花火と融合させて、新しいイベントを作りたい」、西田さんは「経済効果が生まれる仕組みをつくりたい。行ってよかったと言わせるイベントにしていきたい」と意気込み、来年以降も継続して実施していく方針。
チケットはローソンチケットで販売中。詳細は公式サイト=二次元コード=を参照。
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