夜の街活性化へ 函館市が初のナイトツアー

update 2025/8/2 07:52


 函館市と函館社交飲食連合会は12〜16日、函館の夜のまち歩きを楽しむ「スナックキャストと巡る五稜郭本町ナイトツアー」を初めて実施する。市内ホテルに宿泊する観光客を対象に、本町周辺の路地裏散策とスナック体験を行い、宿泊者を増やすのが狙い。市は夜の観光コンテンツを充実させ、地域経済を支える観光を盛り上げたい考え。
 
 ツアーは定員1回5人程度(最少催行人数2人)で、参加費1人あたり7000円(当日支払う)。終了後に任意のアンケートに答えてもらう。

 午後9時にシエスタハコダテ前に集合。スナックの女性キャスト1人が案内し、ミスタードーナツ函館五稜郭ショップ、市民映画館シネマアイリス、陣屋三与右衛門本町店、五稜郭交差点地下横断歩道、丸井今井函館店、コーヒー&洋食赤い風車、市千代台公園を巡った後、スナックで酒を飲んだり、女性キャストとおしゃべりしたりする。路地裏案内30分、スナック体験40分を予定している。

 東京では、外国人向けのスナックツアーなどが行われ、人気がある。函館では、最大の夜コンテンツとして夜景鑑賞があり、「ゆったり夜景とヨルメグリ」と題し函館山ロープウェイでの夜景鑑賞までの時間でライトアップ施設を巡る企画も。しかし、それ以外のコンテンツはあまり見当たらず、夜観光の活性化が課題となっている。

 市観光基本計画は、市内での平均宿泊数について基準値1・23泊(2019年度)を、1・48泊(28年度)に引き上げる目標を掲げる。24年度は1・29泊だった。

 市観光推進課コンテンツ開発担当は「新型コロナウイルス禍後、飲食店や居酒屋はお客が戻っているが、二軒目、三軒目となるスナックやバーなどは客足の戻りが鈍い。ツアーをきっかけに夜の観光消費額の拡大とリピーターの増加を図り、民間主体のツアー化につながれば」としている。

 先着順で、定員になり次第締め切る。12日は既に定員に達した。申し込みは二次元コードから。問い合わせは同担当(0138・21・3323)へ。

提供 - 函館新聞社

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