五稜乃蔵、酒かす使い調理製菓専門学校と商品開発
update 2024/12/11 20:33
函館五稜乃蔵(亀尾町、漆崎照政社長)は、函館短大付設調理製菓専門学校(山本仁志校長)と連携し、日本酒「五稜」の酒かすを使った商品開発に取り組んでいる。同校は来年3月末で閉校となることから、漆崎社長(71)は「今年度内に商品を完成させたい」と意気込んでいる。
これまで五稜乃蔵では日本酒の醸造過程で出る酒かすを使い、イカやタラ、サケのかす漬けなどを販売。今回、酒を飲まない人にも手に取ってもらえる商品展開を目指し、新たな商品の開発に乗り出した。
企画は10月ごろから始動し、レシピの考案は産学連携組織「クリエイティブネットワーク」を通じて、同校と連携。11月29日に同校で試食会があり、漆崎社長や市の担当者が参加した。
レシピは吉田徹教頭(74)が手掛け、イカのかす漬けを使い、ケイジャンスパイスで仕上げたピラフやサケのかす漬けのムニエルなどが振る舞われ、味を確かめた。試食した漆崎社長は「酒かすを入れると味がまろやかになり、(素材として)威力がある。使い方はたくさんありそう」と手ごたえを感じていた。
この日は、2015〜18年に同校が青森県の弘前大食料科学研究所と共同で開発を進めたカシス料理の経験から、カシスジャムと酒かすを使った甘酒も提案。吉田教頭は「カシスを生かすチャンスと考えた。世間に受け入れてもらえ、日の目を見るような商品が開発できたら」と話していた。
その他の新着ニュース
- 五稜乃蔵、酒かす使い調理製菓専門学校と商品開発...2024/12/11
- いさ鉄、20日から「夜景列車」運行 日本酒を限定販売...2024/12/11
- ヒグマの捕獲数、道南85%増の300頭 道内最多...2024/12/10
- 金森洋物館にハンドベル響く JALベルスター...2024/12/10
- 多彩な作品楽しんで 「函館港イルミナシオン映画祭」6日開幕...2024/12/5
- 映画と食で幸せな気分に 6日から「キュイジーヌシネマ」...2024/12/5
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。