天然マコンブ漁始まる 函館・南茅部地区
update 2023/7/13 21:36
高級だしコンブ「白口浜」の産地、函館市南茅部地区で13日、今季の天然マコンブ漁が始まった。漁師は肉厚に育ったコンブを次々と水揚げし、朝の日差しを浴びてあめ色に輝いていた。
南かやべ漁協木直支所管内の20隻が午前5時〜同6時に漁を行った。市古部町の古部漁港近くで、磯舟に2〜3人で乗り、箱めがねで海中をのぞき、コンブを「マッカ」と呼ばれる先が二股に分かれた漁具でねじり取り、船上に引き上げる作業を繰り返した。
古部漁港では、同6時すぎ船揚場にコンブを積んだ磯舟が到着。コンブを軽トラックの荷台に移し替え、自宅に運んだ。長さは1・5メートル、長いもので3メートルあるという。
漁師の三輪清一さん(75)は「1時間の漁としては捕れたほうだ。繁茂状況が良くないため、あと1回の漁で終わり。実入りもまずまずではないか」と話した。
天然コンブは近年、資源量が減少し、同漁協6支所のうち、川汲支所管内で15日以降、臼尻支所管内でも20日以降に漁を行うが、1〜2回で終わる。天然マコンブ漁の解禁は今月10日だった。
その他の新着ニュース
- 渡島の漁獲量・額ともに微増 23年、魚種全体で単価上昇...2024/2/10
- GX推進を道南一体で ゼロカーボン協議会が設立 洋上風力発電など活用...2024/2/5
- 道南スルメイカ317トンで終漁 過去最低更新 単価は1344円...2024/2/2
- 函館台北便2社目が就航 スターラックス航空第一便 ダブル化実現で歓迎...2024/2/2
- 台湾観光客に冬の道南売り込み 函館コンベンション協会が魅力発信動画 モニターツアーで掘り起こし...2024/1/31
- 地域と命守る、意識醸成 巨大地震に備え道が講師養成講座...2024/1/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。