函館市が新年度からウニ畜養へ 通年出荷目指し研究

update 2023/1/24 08:13


 函館市は2023年度、新たにウニの畜養試験に着手し通年出荷を目指す。キングサーモン(マスノスケ)とコンブの養殖技術研究も継続する。

 書面会議で開いた「市魚類等養殖推進協議会」(会長・嵯峨直恆函館国際水産・海洋都市推進機構長)で、23年度の事業計画案を示した。

 函館近海での漁獲高が減少していることを受け、市は20年、魚類の養殖技術の確立を目指し各漁協や渡島総合振興局、北大大学院水産科学研究院などで組織する協議会を設立した。

 21年度からはキングサーモンの完全養殖技術研究に着手。現在は函館沖に浮沈式のいけすを設置し、サクラマスを使った稚魚の飼育実験を実施。また、国の地方大学・地域産業創生交付金事業を活用し、魚病対策や飼料開発などの事業化研究、海面養殖研究も加え事業化を目指している。

 22年度からは、将来にわたって持続的にコンブ養殖漁業を維持していくため養殖の確立を目指し、北大大学院水産科学研究院を中心に、道総研函館水試など市内の学術研究機関などが連携し研究に取り組んでいる。

 23年度から実施を予定しているウニの畜養研究は、函館・近郊に生息する成育不漁のムラサキウニや、バフンウニに飼料を与え飼育することで、実入りなどの品質を高め販売価格の向上を目指す。初年度は、函館沖で捕獲した天然のウニを、陸上と海上で配合飼料や天然飼料を与え畜養し、実入り状況などを調査する。陸上試験は市ウニ種苗センター(戸井、えさん漁協)、海中試験は函館沖合のコンブ養殖施設海域または漁港内水域で実施する。

 市農林水産部水産課は「水産物の養殖事業は、函館の漁業にとって重要な事業。まずはキングサーモン、コンブ、ウニを軸に関係機関と連携し事業化を目指しながら、さらにアワビなど多様な品種も視野に入れていきたい」としている。

提供 - 函館新聞社

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