人気漫画を彷彿 市北方民族資料館、展示資料入れ替え
update 2022/12/20 07:55
函館市北方民族資料館(末広町)は11月下旬から展示資料の一部を入れ替えた。アイヌ民族をはじめとする北方諸民族の民族衣装や装飾品、民具など約70点を新たに並べた。
同館の展示資料は市立函館博物館の旧蔵資料や函館の考古学者、馬場脩、児玉作左衛門らのコレクションが中心。11月19〜26日の館内の薫蒸作業に合わせて、一部資料を入れ替えた。
木戸忍館長は明治末期の北海道などを舞台にしてアイヌの風俗なども描いた野田サトルさんによる人気漫画「ゴールデンカムイ」(集英社)に触れ、「民族衣装や装飾品など、『ゴールデンカムイ』の作品に登場するような資料を並べた。ファンの心に刺さるのでは」と話す。
アイヌをはじめとする北方諸民族の衣装や装飾品を並べる1階の展示室では壁面側の展示品をほぼ入れ替えた。同作に登場するアイヌの女性占い師「インカラマッ」のイメージも重なる樺太アイヌの刺しゅう衣は、黒地に赤や青、白など色鮮やかな糸で文様が施され、美しさが際立ち、同館人気の展示品。花びらが描かれた円形の真ちゅう製装飾が施された頸飾帯も見ることができる。
また、アイヌ語が和名として定着している動物トナカイ関連ではウィルタ民族の愛らしい木偶や、イテリメン民族が着用した極寒地域ならではの暖かそうな毛皮の冬服が目を引く。
2階の展示室にある占いに使う「キムン・シラッキ」はキツネの頭骨で、このほか、占う対象によって使い分けたという魚やアホウドリの頭骨も並ぶ。「ストゥ」と呼ばれる木の棒はいさかいを制裁するときに用いられ、3種類を展示。形状が異なり、1本は八雲由来の椎久コレクションのもの。キセル入れなどの喫煙具はきめ細かな木彫を楽しむことができる。
開館時間は冬期間(11〜3月)は午前9時〜午後5時。4月以降は午後7時まで。12月31日〜1月3日は休館。入館料は一般300円、学生150円。問い合わせは同館(0138・22・4128)へ。
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