大雨で江差と厚沢部に避難指示 交通機関乱れ
update 2022/6/30 07:47
江差と厚沢部の両町は29日、大雨の影響で厚沢部川の水位が上昇、洪水の恐れがあるとして、各町内の一部に警戒レベル4の「避難指示」を発令した。
江差町では水堀町、越前町、中網町、小黒部町の計322世帯653人に対し避難指示。指定避難場所は五厘沢集会所、柳崎児童館、江差高校体育館、町文化会館大ホール。
鰔川町地区で土砂災害の恐れがあるため同地区の高齢者などに自主避難を促している。避難場所は柳崎児童館。
厚沢部町では赤沼町の327世帯591人に避難指示。避難場所は町保健福祉総合センター「あゆみ」。
乙部町では鳥山・栄浜地区の88世帯167人を対象に、栄浜ふれあいセンターを自主避難所として開設したが、危険レベルが低下したとして同日午後6時に閉鎖した。
函館地方気象台によると、雨の降り始めの28日午前5時から29日午後5時までに、厚沢部町鶉で126・5ミリ、江差で95ミリ、乙部町潮見で118ミリを観測。30日午前中までは雨の降りやすい状況が続く見込み。30日午後6時までの24時間雨量は多いところで100ミリが予想される。
JR特急運休など
JR北海道によると、29日は函館線森―長万部間で始発から運転を見合わせ、午後0時20分ごろ運転を再開した。この影響で函館―札幌間の特急北斗13本と森午前6時28分発長万部行き普通列車1本が全区間運休、長万部発函館行きの同列車2本が長万部―森間を部分運休した。
ハートランドフェリーは29日、海上荒天で江差発奥尻行きの1便を欠航し60人に影響が出た。
JAL(日本航空)は29日、奥尻空港の視界不良のため、函館―奥尻間の1往復2便を欠航し、28人に影響が出た。
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