海底で熟成「みそぎの舞」、心地よい酸味とうま味 木古内で試飲会
update 2022/3/9 07:23
【木古内】北海道海洋熟成(札幌市、本間一慶社長)が木古内町釜谷沖の海底で熟成していた町の地酒「みそぎの舞」が4日に引き上げられた。同日には町役場で酒販組合、町関係者など7人が参加し試飲会が行われ、本間社長は「心地良い酸味とうま味を感じ、余韻が長く楽しめる」と海洋熟成の効果を強調した。
同社は、後志管内余市町などで日本酒やワインなどの海洋熟成を行う専門会社。本間社長が「津軽海峡の海流が酒の熟成に与える影響に興味がある」と木古内、知内の両町で海洋熟成を実施していた。
海洋熟成された酒類は波の波動で味が変化し、付加価値の高い商品となるため、「みそぎの舞」の新たな客層を得たい木古内町と両者の思いが一致した。
昨年2月、釜谷沖に「みそぎの舞」(720ミリリットル)約200本を、封ろうして海底26メートルに沈め、1年間熟成させていた。今回は100本を引き上げ、残りは最大4年間海底で熟成する。
試飲会は「みそぎの舞」の海洋熟成酒と通常のものとを飲み比べて行われ、「白ワインのような味わい」「雑味が少ない」と高評価だった。
木古内小売酒販組合(工藤秀範組合長)の5店舗で3月下旬以降に販売する予定。工藤組合長は「全国から注目を浴びる商品にしたい」と期待を込めた。
その他の新着ニュース
- 渡島の漁獲量・額ともに微増 23年、魚種全体で単価上昇...2024/2/10
- GX推進を道南一体で ゼロカーボン協議会が設立 洋上風力発電など活用...2024/2/5
- 道南スルメイカ317トンで終漁 過去最低更新 単価は1344円...2024/2/2
- 函館台北便2社目が就航 スターラックス航空第一便 ダブル化実現で歓迎...2024/2/2
- 台湾観光客に冬の道南売り込み 函館コンベンション協会が魅力発信動画 モニターツアーで掘り起こし...2024/1/31
- 地域と命守る、意識醸成 巨大地震に備え道が講師養成講座...2024/1/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。