上ノ国ワイナリーオープン 旧湯ノ岱小を改修、地域活性化目指す

update 2022/1/13 07:28


 【上ノ国】旧湯ノ岱小学校(町湯ノ岱)を改修したワイン醸造所「上ノ国ワイナリー」が昨年12月28日に完成した。同所を運営する上ノ国開発(丸山和之社長)は11日、関係者を招いたグランドオープンレセプションを開催した。

 同ワイナリーは同社と町が2020年12月に締結した連携協定などに基づき整備。国内初とされる宿泊機能付きサテライトオフィス併設型ワイナリーで、校舎を活用したサテライトオフィスエリアではベッドやユニットバスなどを備えた個室8室のほか、ミーティングルームやキッチンコーナーなどを設けている。体育館は農産加工品製造所としている。

 セレモニーで丸山社長は「湯ノ岱地区の再開発に向けてここが拠点になり、地元の方々には交流の拠点にしていただきたい」とあいさつ。工藤昇町長は「上ノ国にとって誇れるワイナリーが完成した」と話し、隣接町も含めた地域活性化に期待した。

 昨年10月からワインの醸造作業を始めており、今年7月ごろには同社オリジナルブランドのワインを出荷する見込み。同所での小売も予定している。

提供 - 函館新聞社

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