東京のアンテナショップ開設3年、駅前再開発で売り上げ改善
update 2014/12/24 10:16
函館市が、東京都中央区のローソン京橋駅前店内にアンテナショップ「函館もってきました。」を開設し、3周年を迎えた。市経済部によると、1日平均の売り上げは約1万7000円で、11月現在で前年比145%増と改善。京橋駅前再開発に伴って人の流れが変わり、大幅増につながったとみられる。18日からは3周年感謝イベントを断続的に開いており、新規ファンの掘り起こしに力を注ぐ構えだ。
ショップは地場産品の販路拡大やブランド化を目指し、函館物産協会に運営委託して2011年12月に開設。店の一角に約13平方bのコーナーを設け、食品、飲料を中心に約130アイテムを販売している。
市商業振興課によると、現在の客平均単価は約250円と、安めの商品が人気。今年11月現在ではいかめし、トラピストクッキーとホタテ貝柱が売り上げ上位を占めており、人気キャラクター「イカール星人」グッズや、函館少年刑務所の「マル獄」関連商品も人気を集めている。
昨年度の1日平均売り上げは1万3000円台で推移していたが、今年3月から急激に上昇。9カ月連続で対前年比を上回っており、多い時で1日2万円を超える日もあるという。東京駅丸の内口に程近い同地区では超高層ビルが相次いで建設されており「消費税率引き上げの影響はなかった。ビジネスマンの流動性が高まり、新規来店者にとって目新しさがあったのでは」(同課)とみている。
18日から3周年感謝イベントを展開。アンケートの回答者に塩ラーメンのプレゼントや新商品の試食会を行ってアピールする。また20日からは、ショップで扱う商品を2割引きで販売している。
市や物産協会は販売するアイテムを頻繁に入れ替え、来店客を飽きさせないための工夫を続けていく考え。同課は「3年続けてきたことで、ノウハウも蓄積されてきた。特産品とともに、北海道新幹線開業を控える函館の観光PRにも力を入れていきたい」としている。
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