ヨコハマ映画祭で「そこのみにて光輝く」が5冠
update 2014/12/20 10:17
函館出身の作家、佐藤泰志(1949〜90年)原作の映画「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)が、「第36回ヨコハマ映画祭」(実行委主催)で作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞、主演男優賞の5冠を獲得した。
同映画祭は自治体やスポンサーからの支援を受けず、映画ファンが手作りで運営。来年2月1日に神奈川県立音楽堂(横浜市)で上映会と受賞式が開かれる。
同作の企画・製作を手掛けたシネマアイリス代表の菅原和博さんは「市民が受賞作を選出する歴史ある映画祭。出品中最多の5冠をいただき、光栄に思います」と喜ぶ。2月の受賞式に出席する予定で、「映画人であればヨコハマ映画祭で賞を取るのは一つの目標だと思う。函館市民が作った地方発信の映画が評価されてうれしい」と話している。
同作は函館、北斗両市でロケが行われ、夏の函館を舞台に、悲しみを背負った男と愛を諦めた女との姿を描いた物語。綾野剛さんと池脇千鶴さんが主演を務めた。今年9月にはモントリオール世界映画祭で、呉監督が最優秀監督賞を受賞。またアカデミー賞外国語映画部門の日本代表に決まっている。
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