道南各地で「歳末特別警戒」出動式
update 2014/12/16 10:07
年末の犯罪を抑止し、安心安全な社会づくりを目指す「歳末特別警戒」の出動式が15日、道南の各地で開かれた。警察、防犯協会、町会員など関係団体が一体となり、防犯に向けた積極的な活動を誓った。
○…函館中央署はベルクラシック函館で開催。同署員、函館市中央地区防犯協会、町会員ら約220人が参加した。同署の堀内巖署長が「31日まで事件、事故がないように団結して活動してほしい」とあいさつ。同協会の若松均会長は「活動を市民に周知するためにも防犯を積極的に展開していきたい」と意気込む。
函館短期大学教授の佐々木茂さん演奏のピアノに合わせ、函館市芸術ホール館長の石丸典子さんが美しい声で歌で魅了。このほか、同大エアロビクス部の学生が踊りを披露した。最後はちょうちんを持って本町一帯を視察し、防犯を呼び掛けた。(小林省悟)
○…函館西署は金森赤レンガ倉庫駐車場で行った。関係機関、団体の関係者ら約80人が参加した。
式では同署の砂原広志署長が「皆さまたちと協力し、犯罪被害の未然防止を呼び掛けていきたい」とあいさつし、函館西武地区防犯協会の新谷則会長が「安全で安心な社会の実現に向けて、一致団結し、警戒に当たることを誓います」と決意表明をした。
式後は、金森倉庫周辺で視察を行ったほか、青色回転灯を装備した車両約15台などで、同署管内のパトロールをした。(能代俊貴)
○…江差署(高橋昌弘署長)で行われたパトロール出動式には、桧山振興局や役場、交通関係団体ら計70人が参加。高橋署長は「振り込め詐欺などの特殊詐欺防止とコンビニ強盗防止、交通死亡事故防止を重点的に取り組みたい」と協力を呼び掛けた。
立花謙二・桧山振興局長と照井誉之介町長があいさつし、同署から繁華街までの約700bを練り歩き、飲酒運転禁止や防犯対策などを訴えた。
昨年12月16日の同パトロール直後に、町内水堀地区の道道で死亡ひき逃げ事件(捜査中)が起きたこともあり、参加者はいつも以上に気を引き締めてパトロールしていた。
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