函館で初の「サンタラン」

update 2014/12/14 10:21

　サンタクロースの衣装を着てパレードし、病院などに入院中の子どもたちにプレゼントを贈るチャリティーイベント「函館サンタラン」（同実行委主催）が１３日、函館市内で初めて開かれた。サンタ姿の約２００人の参加者が一斉にまちを練り歩き、一足早いクリスマスを楽しんだ。

　パレード前には北大水産学部のブラスバンドによるクリスマスソングの演奏が行われ、会場を盛り上げた。友達同士や親子で参加した市民らは、大門グリーンプラザから金森赤レンガ倉庫群までの約２�`を４０分かけてパレードした。ゴールセレモニーでは、道教育大函館校のアカペラサークル「ｍｉｌｌｉｏｎ」のコンサートや抽選会なども行われた。

　同実委員会は、集まった参加費の中から衣装代などを除いた約１２万円を、市内の病院と児童養護施設の２カ所にいる子供たち約５０人へのクリスマスプレゼント費用に充てる。

　実行委員長で道教育大函館校１年の小野寺聖さん（１９）代表は「大雪の中での初めての開催になりましたが、多くの参加者に楽しんでもらえて良かった。また来年以降も開催できたらうれしい」と話していた。

　未来大修士２年の鈴木孝宏さん（２５）は「大学生でも頑張ればこれだけすばらしいイベントを開催できると感動した」と話し、福島町から参加した会社員の對馬幸華さん（３５）は「サンタランは自分も楽しみながら、チャリティー活動に協力できるのが良い。来年もぜひ参加したい」と笑顔で話していた。

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